ここでは「マカ」の精力スタミナ系サプリの案件を例にしてみます。
ノウハウの関係上、不完全な形ではありますが、ヒアリングの際にはこのようなご提案と詰め方をしております。
(※あくまでも参考例のため、薬機法などの規制により、販売時には使えない表現、機能標榜等が含まれています。ご了承ください。)
マカとは?
ペルー原産のアブラナ科(ブロッコリーやワサビ、大根、カブと同じ)の植物で、アンデス地方の高地(3,000-4,500m)の高地で栽培されています。
ペルーの首都リマから東へ約200kmの所に位置するフニン県セロデバスコ郡のボンボン高原(富士山より高い標高4300M級)が一大産地としては有名。
食用部分は地下の塊茎部分で、現地ではもっぱら焼いたり、蒸したり、煮込んだり、発酵飲料のマカチャーチの原料として利用されています。
アメリカには1994年頃に紹介され、日本には1998年に当時のフジモリ大統領が紹介。当初は強壮剤としての部分が注目されましたが、
現在は不妊対策やストレス・疲労の軽減、記憶力・集中力の向上、免疫賦活、更年期障害改善といった幅広い作用がエビデンスとして出てきています。
ネット市場では、強壮系が主流ですが、妊活系も葉酸メインながら、一定のマーケットがあります。
マカのポイント
ペルー政府は国の重要な産物としてマカを守るために生のマカの輸出を禁止しています。
その希少性もロングセラーの秘密かもしれません。体感が得られやすい素材であること。以前は、赤マムシやすっぽんといったオジサン向けギラギラ系がメインだった強精・強壮のスタミナ素材のイメージを一新した点もポイントでしょう。
"摩訶不思議"のような、言葉遊びのネーミングが消費者に伝わりやすいのも魅力です。

マカのサプリメント原料
①マカの乾燥粉末
- 一般的には黄色の塊茎のものが多いが、黒色・紫色・赤色など品種により色が異なり、機能にも差があるとされている
- 有機栽培された有機品と一般品の2種類が流通している
- 実は、ペルー政府が禁輸する前に持ち出された種芋により、日本産のマカ粉末も存在する(しかもベンジルグリコシノレート含有率が高い)
- デメリットとして吸湿性が高いことが挙げられる
②マカのエキス粉末(抽出乾燥エキス)
- ペンジルグリコシノレートを規格成分として抽出されたものが多く、バインダー(デキストリン等)を使用しているものは少ない
- 原生薬比が20:1と規格されている原料が存在する
- TOWA CORPORATION様の"MACAXS"のように原料名が商標・ブランド化されたものもある
- MACAXSは機能性表示食品として受理されており、機能は"マカエキスは日常生活における一時的な疲労感が気になる方の睡眠の質の向上(睡眠時間の延長感)に役立ちます。"
- 1日600mg摂取で、関与成分は、5-アセチル-1-ベンジルピロリジン-2-オンとして8.28μg、ピログルタミン酸として1.08㎎
- デメリットとして吸湿性が高いことが挙げられる
処方設計上のポイント
- 剤型的には、錠剤、ハードカプセル、顆粒がベター。ソフトカプセルは配合量的に厳しい
- 特にハードカプセルの場合、ストレート充填すると経時で固結するので、チタン白のような固結しても見えないものがベター
- マカ粉末だけで作るか、マカエキス末だけで作るか、マカ粉末とエキス末の両方を使うか
- マカ粉末だけの場合、1日1.5~3g摂取というエビデンスがあるが、配合量が大きい
- ベンジルグリコシノレートは原料としての指標成分であり、有効成分としては単体ではない(機能性表示食品が現に別の関与成分)でないため、20倍濃縮エキス粉末を使っても粉末の1/20で済む訳ではない
ヒアリングでのご相談事項①~骨格編~
- 剤型をどうするか
- 1日何粒目安、1包装は何日分目安とし、1個当たりの想定原価はどれくらいか
- 粒の場合、粒のサイズ、顆粒であれば1包でのg数
- マカ粉末だけで作るか、マカエキス末だけで作るか、マカ粉末とエキス末の両方を使うか
- エビデンス量に対して、どの程度を配合するか
- マカ粉末の場合、普通のものか、有機品か、黒マカか、それとも日本産マカか
- マカエキス末の場合、どの程度のスペックのものを使うか
ヒアリングでのご相談事項②~差別化編~
- 組み合わせる場合、どう組み合わせるか(個々のメリット・デメリット・コストをご説明)
- 亜鉛と組み合わせ、亜鉛の栄養機能食品(配合:2.64mg~15mg/日)にする
- 黒生姜(クラチャイダム)との二刀流訴求で行くか
- アミノ酸プラスの形で"アルギニン×シトルリン×マカ"で行くか
- 植物系成分(黒にんにく、トンカットアリ、ムクナ、ムイラプアマ樹皮・・・)の何をどれくらい差別化で配合するか
- 動物系成分(赤マムシ、オットセイ、ウミヘビ、蟻、豚睾丸、馬ペニス・・・)の何をどれくらい差別化で配合するか
- 漢方系成分(韮種、仙茅、補骨子、山茱萸、高麗人参、冬虫夏草・・・)の何をどれくらい差別化で配合するか
- 毎日飲んで勃起力をつけるイメージか、その時の瞬発力ギンギンというイメージか
上記のような内容にてご説明させて戴き、討論の上、詳しいご意向を伺い肉付けしていきます。
実際には、具体的な販売戦略がある程度決まっており、商品イメージが漠然ながらも描けている場合にはスムーズに進められます。
